第5回目のお題は『公差計算』についてです。
これも機械設計をやっていくで必ず必要になる知識ですので、今回の題材にすることにしました。
公差の積み上げ計算方法については、大きく2種類あります。
■1つ目は「PP法」というもので、peak to peak(ピークトゥーピーク)の略で、公差内での最小状態と最大状態を計算する方法になります。
こちらは単純に足し算していくだけなので、簡単に計算する事が出来ます。
■2つ目は「RMS法」というもので、root mean squareの略で、二乗平均平方根や二乗和平方根と呼ばれています。
※その会社で独自の言い方があったりします
こっちが厄介で初心者の頃はあまりピンときません。
新卒時代、部署の上司に「最悪状態の公差計算と、バラツキ含めた二乗計算の両方をやっておいて~」とか軽いノリで言われて???ってなっていたやつですね(笑)
二乗?なんですがソレ??って言うと、
「体重測定なんかでも標準偏差見ることあるだろ!?」とか言われたりしますが、、、
『そんなん知らんがな!』
という事で、今回エクセル計算シートを作成しました!!
いつも通り記事の一番下にダウンロードリンクを貼っておきます。
ダウンロードしたエクセルファイルを開くとこんな画面が出てきます。
とりあえず簡単に説明をしておきますと、
A~Eの部品を全て並べた時、長さの合計がいくつになるか?その時の公差のバラツキはどうか?を計算するイメージです。
まあ単純に黄色セルに、ノミナル値と上下公差を入力するだけなんですがね!
※ちなみにノミナル値というのは、普通の寸法(公差じゃない方)のことです。
いつもそうですが、このブログでは細かな概念はあえて書いておりません。
例えばRMS法が使える状況は、NC加工などで量産するような工程でのバラツキが発生する箇所のみに適用出来るなど
細かい概念を書いていくと、すごく長~~い文章と、すごく難し~~い概念の説明が永遠と書いていくとになりそうなので、
このサイトでは、
単純にエクセルファイルを無料ダウンロードする場所
というホームページにしておきたいと思っております。
ということで下記にダウンロードリンクを貼っておきますので、もし良かったら使ってみてください。
こちらのエクセルファイルをベースに、自分なりにオリジナル加工してもらっても全然OKです!
注意:下記Excelシートにおいて、トラブル等あっても一切責任を負いません。あくまで計算の参考にしていただき、最終チェックはご自身でお願いします。
ダウンロードはコチラから
↓↓↓
公差積み上げ計算シート
他にもCADや機械設計の記事を色々書いていますので、もし良かったらコチラも見てみて下さい!!
【CADの記事】
↓↓↓
・CADの記事を見る
【機械設計の記事】
↓↓↓
・機械設計の記事を見る
もし良ければプロフィールにSNSのリンクを貼っていますので、フォローしていただけると凄く嬉しいです!!
■次の機械設計の記事を見る
↓↓↓
■前回の機械設計の記事を見る
↓↓↓
コメント